この記事はRoguelike Advent Calendar 2023 の9日目の記事です

こんにちは、Hourierです
ブログ更新が年1になってすみません……HUNTER×HUNTER よりはマシ
GitHub にコミュニティ機能があったりコード差分が可視化されやすかったりで敢えてブログに書くほどの記事って中々ないんですよね
ということで年に1回しかできないこと──そう「総括 in 榛名ベース」を行います

以下、「最新のコード」とは12/3 時点のβ2を指します

2023年最初のリリースはα74から始まりました
最新は上記の通りβ2です
αはホットフィックス (リリース直後に発覚した緊急バグの修正)も含めて91まで伸びました
またβは無印 (実質β0)から始まっています
途中夏休み等で開発メンバーが全員不在になってリリースが滞ったりもしつつ、合計21回のリリースを行いました
ちなみにGitHubでリリースノートがまともに整備されたのはα64、2022/07/31 のできごとです
色々集計しやすくなって便利の極みです

ということで簡単に集計してみました
予想通りというかバグ修正とリファクタリングばっかしてんなお前

リリース番号 リリース日 PR数 自分のPR数 新機能数 自分の新機能数
α74 01/08 21 4 0 0
α75 01/22 25 2 7 0
α76 02/05 4 0 0 0
α77 02/19 10 0 3 0
α78 02/21 2 0 0 0
α79 05/01 31 23 1 1
α80 05/02 3 0 0 0
α81 05/03 9 5 0 0
α82 05/05 5 3 1 1
α83 05/14 16 9 1 0
α84 05/28 25 15 1 1
α85 06/11 37 25 7
5
α86 06/25 27 7 2 0
α87 07/09 30 9 4 0
α88 07/23 17 9 1 0
α89 08/07 5 2 0 0
α90 10/16 25 10 1 0
α91 10/18 5 2 0 0
β0 10/30 10 4 0 0
β1 11/12 19 10 1 0
β2 11/26 8 4 0 0






合計: N/A 334 143 30
8

今年1年のPR (Pull Request≒1作業)に占める新機能率は9.0%!
自分担当に限れば新機能率5.6%!!
世のオープンソースでこんなにリファクタリング率の高いプロジェクトはそうそうないと思います
(普通は目を引くために新機能追加するんだけどね変愚は無理なの)

さて新機能というか機能廃止も含まれていますが、自分の機能変更を列挙してみましょう
  • 固定アーティファクトの追加 (トロルズベーン、黒のガラドリエル)
  • 羊皮紙の追加 (洞察の魔法大全×3、アーティファクトの伝承×3、宝の地図)
  • ウィザードコマンド強化 (帰還、アイテム生成、モンスター生成)
  • 全コマンド強制確認機能削除
  • 256色以下のモニタサポート削除
……しょっぱいな!!
しかも固定アーティファクトはリファクタリングを目的に「取り敢えず埋めた」ってレベルの大したことない品です
羊皮紙に至っては「誰得の巻物」専用ドロップなので見たことがないプレイヤーもいるかもしれません
おまけに「洞察の魔法大全」も「アーティファクトの伝承」もタイトル以外未翻訳というふざけた有様です
どなたか翻訳して下さい、私は「最大999個まで羊皮紙を追加できる機能」を開発した時点で力尽きました

もちろん「開発者にしかメリットのないリファクタリングだけしていた」のではありません
例えば:
  • 分離/合体ユニークを気軽に追加できる設計改善 (正常に動作するモンスター種族定義を添えて追加要求頂ければ1日以内にコード面は実装可能!)
  • 休憩ターン数を始めとした数値入力プロンプト改善 (※ 長期の改善項目で複数バージョンに跨るため上記には載せていない)
  • いくらかの高速化 (体感できるかどうかは不明)
  • 英語版対応 (英語だと何も表示されなかったり汎用メッセージだったのを日本語と同様に拡張)
嬉しいことに海外プレイヤーも時折GitHubやDiscordでコメントしてくれているので、少しずつ変愚蛮怒の輪が広がっているのを感じます
この調子でどんどん活気が出てくると良いですね!

(なお作業はまだまだ完了する見込みなし……正式版のリリースは未定です)

明日はまだ埋まってないよ!
みんなも記事を書いてみよう!